会社ロゴは、多くの人に自社の名前や特徴を覚えてもらったり、商品のプロモーションに活用したりと様々な目的で使われています。最近では、環境保護に関するビジネスやボランティアに力を入れている企業の間で、ロゴを使って自社の取り組みを広く伝えようとする動きが活発に見られます。

今回は、エコ活動のアピールに適したロゴ制作の方法を確認していきましょう。

しっかりコストを掛けられるなら大手の制作会社がおすすめ

エコ活動のアピールに使える会社ロゴの作成のために高額な費用を掛けられる場合は、多数の企業のロゴを手掛けた熟練の担当者が揃う大手のデザイン制作会社に任せるのがおすすめです。大手の制作会社の中では、ミスマッチを防ごうと個々の顧客と相談をしたうえで、業種別に担当のデザイナーを決めていることが少なくありません。

こうした会社に依頼をすることで、自社の事業内容やサービスにぴったりと合うロゴを手に入れることが可能です。デザイナーの質を重視して大手の制作会社を選びたい時は、在籍中のデザイナーが過去に担当したロゴの一覧を公開している会社を探してみましょう。

業種にかかわらず常にクオリティの高いロゴを納品してくれる大手の制作会社は、国内外にシェアを広げている有名企業にとって頼れる存在となっています。大手の制作会社では、取引先の希望に応じて、単にロゴを作成するだけでなく、ロゴを使ったエコ活動に関するマーケティングやプロモーションのアドバイスを行っているところもあります。

特に、ネット上でビジネスを展開している企業であれば、多くのネットユーザーに自社のことを知ってもらえるよう、ロゴ作成に付随するオプションサービスが充実した制作会社にお世話になると良いでしょう。なお、初めて大手の制作会社を選ぶにあたっては、早い段階から数社の資料を参考にしながら取引先の数やデザイナーの在籍状況、顧客からの評価など気になる点を押さえることが大事です。

短期間で高品質のロゴが欲しい時は地域密着型の小規模の制作会社をチェック

全国対応をしている大手の制作会社には優秀なデザイナーが揃っており、常に質の高いロゴを期待できますが、時期によっては依頼が殺到して納品まで長い時間を要することもあります。そうした中、短期間でエコ活動に関するロゴを作りたい場合は、地域に密着した小規模のデザイン制作会社を候補に入れてはいかがでしょう。

小規模の制作会社の中でも、コンピュータグラフィックスやデザインに関する専門スキルを持つ技術者が揃っているところであれば、大手と同程度の品質のロゴ作成を任せることが可能です。会社によっては、品質の良いロゴを納品できるよう、コンペティションで成果を上げたデザイナーを採用したり、最新のコンピュータソフトを導入したりと色々な取り組みも行われています。

一般的に、小規模の制作会社は、大手と比べると実績が少なく、宣伝も地味ではありますが、顧客側にとって手ごろなコストで依頼できるというメリットがあります。事業を開始したばかりの制作会社の中には、業種に関係なく十万円から二十万円程度でロゴ作成を請け負っているところも多くあります。

ロゴの品質や納期にこだわりながらコストの節約をしたい時は、余裕を持って各社の料金体系やプランの種類を比較してみましょう。

安くロゴ作成をしたい時はフリーで活動しているデザイナーに相談しよう

ロゴ作成をメインに請け負っているデザイン制作会社は、ロゴ自体のクオリティの高さはもちろん、契約後のサポートの手厚さも大きな魅力です。一方で、契約時に数十万円の費用の支払いが必要となったり、納品までの間に追加料金が掛かったりと、コストの面で問題となることもあります。

そこで、制作会社のようなサポートが不要であれば、フリーランスとして個人から法人まで幅広く対応しているデザイナーに目を向けると良いでしょう。

例えば、自宅や地域のコワーキングスペースを使って一人で作業をしているデザイナーの中には、時期によらずリーズナブルな料金で引き受けてくれる人も珍しくありません。また、デザイナーによっては、SNSや専用の問い合わせフォームを通じてロゴのカラーやサイズ、図形、模様など契約前に無料で詳しく打ち合わせをすることも可能です。

あらゆるタイプのロゴ作成を得意とするフリーのデザイナーは、口コミで依頼が増えるケースもあるので、なるべく早めにコンタクトを取るようにしましょう。その他、フリーのデザイナーのロゴ作成の料金相場については、素人にとって分かりづらいこともあるので、契約前に数人のデザイナーに見積もりを出してもらうことが大切です。

会社勤めからフリーランスまで色々なデザイナーが登録しているサイトも便利

エコ活動のアピールにふさわしいロゴ作成の依頼先を決めるのが難しい場合には、会社勤めからフリーランスまで様々な立場のデザイナーが登録しているサイトを利用する方法もあります。こうしたサイトでは、ロゴ作成の報酬や納期、提案数など、細かな条件を指定して希望に合うデザイナーを検索することができます。

サイトによっては、無料でデザイナーの検索から発注まで一通りの手続きを行えるところもあり、業種に関係なくすぐにロゴが必要な多くの企業から支持されています。三万円から五万円程度の低価格でロゴ作成をお願いしたい時は、若手のデザイナーに選ばれているサイトを優先的にチェックするのが有効です。

一方で、クオリティによっては十万円以上の報酬の支払いが可能な時は、ベテランのデザイナーと直接交渉ができるサイトを探してみましょう。デザイナーの登録数やキャリア、案件の依頼方法などはサイトごとにばらつきがあるので、評判が良いサイトを並行して利用するのも良いでしょう。

アプリを使ってロゴの自作をするなら料金と機能に注目しよう

デザインの知識やセンスに自信がない人でも簡単にロゴ作成ができるアプリは、パソコンやスマホのユーザー向けに続々と登場しています。主に個人向けに流通しているロゴ作成の専用のアプリは、制作会社やプロのデザイナーに任せるよりもクオリティは劣りますが、空いた時間にコストを掛けずにロゴを作ることが可能です。

エコの観点から少しでも無駄なコストを削減したいのであれば、数あるアプリの中でもダウンロードから月々の基本料金まで全て無料のものを選択しましょう。アプリの提供元によっては、ロゴのクオリティを求める利用者のために、テンプレートの配布やレイアウトの選定など一部の機能を有料としているところもあります。

そのため、無駄なコストを減らすためにも、いくつかのアプリの機能に注目をして、機能の必要性をよく考えることが大切です。また、ロゴの自作が初めてであれば、基本的な操作をスムーズに行えるものや、大画面で作成中のロゴをチェックできるものをダウンロードするようにしましょう。

エコ活動の周知に役立つロゴを作成するため必要なこと

エコ活動のアピールを目的として会社のロゴ作成をするには、大手や小規模のデザイン制作会社の料金やデザイナーの質、サポート対応など気になる点をよく把握することが大切です。また、ロゴ作成のコストを抑えたい時は、フリーのデザイナーへの依頼や、無料のアプリを使ったロゴの自作といった高額な費用が掛からない方法も視野に入れましょう。