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氷がとけたら何になる?

過去の日記から。

氷が溶けたら何になる?

先日、息子達の通う保育園での参観日に講師の先生から紹介されたお話。

小学生の理科のテストで「氷がとけたら何になりますか?」という問題が出た。
答えはもちろん「みず」であって、他の答えなどありえません。

ある女の子はこう答えたそうです。

「氷がとけたら、春になります」

東北の学校のお話だそうです。講師の先生はこう続けられます。

「もちろん、理科のテストでこの答えは×ですが、この春を待つ女の子の気持ちや感受性をどう評価できるかが周囲の人々に必要ですね」

そのお話のあと、息子達とファミレスでお食事してたとき、次男(三歳)が窓を指差して「チョウチョ」と言う。指差す方向を見ると立派な「蛾=ガ」が・・・

先ほどの講演を聴いた僕ら夫婦は「そうね、ちょうちょだね・・・」と口をそろえて答えましたとさ

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保育参観の時に、長男の純一郎(以下、純君)のクラスに行くことに。
ペアで遊ぶときに、仲良し三人組の中からはみ出すのは我が家の純君歌を歌うときにも自信なさげに周囲の顔色見ながら歌うのも純君。リーダーシップ取ることなく、他の子についていく純君。

あー、俺の子だなぁ・・・って懐かしく切なく感じました。

神経衰弱ゲームの時、息子は2枚=一組、一番多い子は6枚=三組でした。後ろで見ていた僕は「次は頑張れ!」と応援。結果は・・・ゼロでした。

邪気のない笑顔で仲良し君が僕に「純君、ゼロよ。昨日は取りきらんやったけん、泣きよんしゃった(取れなかったから泣いていたよ)」って報告してきます。

・・・あぁ、ごめんね、純。2枚取っただけでも頑張ったんだね。知らずに頑張れ、なんて言って傷つけちゃったね。2枚、偉かったね!頑張ったね時、すでに遅しです・・・

息子の悲しい表情を見たとき、思わずその仲良し君に何か言おうかと思った矢先、先生が間髪入れず「○君がそんなこと言われたら嬉しい?ちがうやろ?だったらそんなことをお友達に言っちゃダメよ」と指摘してくれましたが、息子は更に小さくなっていました。帰り際、純一郎の耳元で
「大丈夫、今日の夜、パパがカードを教えてあげるからね。パパは純君のこと大好きだよ」って伝えました。すがるような目で見上げる息子。

お迎えの時間、僕が教室の外に立つと走って足に抱きついてきました。
今日一日、彼だけにわかる理屈の中、楽しいこと哀しいこと、いっぱいあったことでしょう。

僕は小さい頃(30年以上前)劣等感の強い子供でした。小学校に入学したあとに僕が抱いた違和感は「なんで家ではいい子って言われる僕が、学校では悪い子、ダメな子なんだろう・・・」ってことでした。学校は嫌いな場所でした。

けれど、今、改めて考えると、僕は家に居場所があったのですね。
両親や祖父母に感謝です。愛情いっぱいもらったと思います。

今、息子達に僕ができること。それは安心できる居場所を与えること、自己肯定感をもって対人関係の基礎を確立させること。幸せを感じることが少しでも多くなるように素直に育ってくれるように努力すること。

それは「愛」なんでしょうね。惜しみなく与えること。お金やおもちゃやお菓子ではなく、親の生き様を含めた姿を、子供に残していきたいと思いました。