髪を切りながら

床屋さんでの会話

久しぶりの理容室。同級生が経営する繁盛店。

髪を切ってもらいながら、なぜか隣のお客さんと会話して

しまう、不思議な雰囲気をもつお店。だからいつもいろんな

話をしているし、聴かせてもらえる、そんな息抜きの場所です。

 

昨日もいろんな話をしたけれど、は東北地方に震災当初に

救援に行った、自衛官さんの話にグッときた。

東北某所に行ったそうだが、自衛隊というのは設営から

自炊、諸々の行為を自己完結できる組織だそうで。

当然、食料なども持ち込んでいる。

 

すると、被災された人が「食料を」とお願いされることがある、と。

 

しかし、そこで渡すことはできなかったそうです。

 

規則とその行為のあとのパニック、混沌から自分達も被災者も

守らねばならないから、ということらしい。・・・・うーむ

この行為を官僚的だとか非難する人たちもいるかもしれないけれど

僕はこの話を聞いて、自衛官さんたちも心で泣いていたのだ、と

悲しい、やるせない気持ちになりました。

 

そうせざるを得ない、そんな地獄のような現場だったこと。

ここで日記で書くことをためらってしまうようなむごいことも彼らは

黙々とこなしてきてくれたのです。

ありがたいことです。

 

隣でカットされていた某有名住宅会社の工事担当者さん。

瓦屋さんや電気設備屋さん、たくさんの業者さんが今、東北

関東地方に引っ張られているそうで。

 

しかし、なかなか集まらないと。

 

なぜなら「ボランティアで」という無言の依頼になっていることが

ネックだそうです。それは仕方がないですよね。西日本の仕事

を放って、ボランティアで東北へ行ってくれ、そんな話をされても

よほどの篤志家か想いのある人物ではないとできないことでしょう。

(どんなに心を痛めていても、目の前の自分のことも大切だから)

けれど、少しずつ、流れは変わっているようです。

物資、人材、資金の流れは少しずつ仕組みができているそうです。

 

そんな話を髪を切りながら、できること。

恵まれているなぁ、幸せだなぁ、ありがたいなぁ。

 

結論:今、できることを、前向き、継続的にやる!

そんな話で締めくくり、店を出ました。