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感動した話をもう一度

過去の日記より。とても好きな話です。僕の周りの人にも良い縁をいただいています。ありがとう。

感動したお話(縁を生かす)

○このお話は4月に直接藤尾編集長から聴いたお話です。たくさんの縁をいただいていながら、活かすことのできていない私、家族を愛する親として感激したことを覚えています。偶然本屋さんで見つけ、購入。ここに抜粋させていただきます。

———————『縁を生かす』————————
 その先生が五年生の担任になった時、一人服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。中間記録に先生は少年のわるいところばかりを記入するようになっていた。

 あるとき、少年の一年生からの記録が目に留まった。
「朗らかで友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。間違いだ、他の子の記録に違いない。先生はそう思った。

 二年生になると「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」。
三年生では「母親の病気が悪くなり、疲れて授業中居眠りをする」。
三年生の後半には「母親が死亡。希望を失い悲しんでいる」とあり、四年生になると
「父親は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう」。

 先生の胸に激しい痛みが走った。だめと決め付けた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。
先生にとって目を開かれた瞬間であった。

 放課後、先生は少年に声をかけた。
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから」。
少年は初めて笑顔を見せた。

 それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。授業で少年が初めて手を上げたとき、先生に大きな喜びがわきおこった。少年は自信を持ち始めていた。

 クリスマスの午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押し付けてきた。あとで開いて見ると、香水の瓶だった。亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
 雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気が付くと飛んできて先生の胸に顔を埋めて叫んだ。

「ああ、お母さんの匂い!今日は素敵なクリスマスだ」。

 六年生では先生は少年の担任ではなくなった。
卒業のとき、先生に一枚のカードが届いた。
「先生は僕のお母さんのようです。そして今まで出会った中で一番素晴らしい先生でした」。

 それから六年。またカードが届く。
「明日は高校の卒業式です。僕は先生に担当してもらって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができます」。

 十年を経て、またカードがきた。そこには先生と出会えた感謝と、父親に叩かれた経験があるから患者の痛みが分かる医者になれると記され、こうしめくくられていた。

「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。あのまま、だめになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、五年生のときに担任してくださった先生です。

 そして一年。届いたカードは結婚式の招待状だった。
「母の席に座ってください」と一行、書き添えられていた。

        ——–(中略)————

 たった一年間の担任の先生との縁。その縁に少年は無限の光を見出し、それを拠所として、それからの人生を生きた。ここにこの少年の素晴らしさがある。

 人は誰でも無数の縁の中に生きている。無数の縁に育まれ、人はその人生を開花させていく。大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである。

            「小さな人生論3」藤尾秀昭著 致知出版社 より抜粋

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○今年一年でいただいた名刺は216枚ありました。名刺は無いけれども、アンケートにお答えいただいたり、お問い合わせをいただいたり、お会いしたお客様は100名以上、その家族を入れると、本当に何百人という人にお会いすることができました。

○年の瀬に名刺を整理していますと、懐かしい名前やどうやっても思い出せない人、もう一度お会いしたい人や、理由あって行方不明になった方。
 そして、とても感謝してもしきれない、というほどお世話になった方などたくさんの出会いを思い出します。

○今、この瞬間、同じように名刺を整理されていたり、一年を振り返られる方がいらっしゃって、私のこと、会社のことを思い出してくれる人はどのくらいいらっしゃるのだろう。そしてその思い出は「2008年もよろしく」なのか「もういらん」なのか。 また、全く記憶の片隅からも抜け落ちてしまう程度の出会いだったのか。

○『縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ』。
2008年は私達の周りに、たくさんの縁の花を咲かせ、感謝して実を結べるようにしたいものです。